介護職の魅力は、まず即戦力として働きやすい点がある。少子高齢化の影響で高齢者の割合が多くなっているので、介護職は日々忙しさを増しているのだ。そんな状況なので、研修期間はあるものの比較的早い段階であらゆる仕事を任される可能性は高い。
下積みばかりの毎日が嫌になって仕事を辞めてしまう方もいるが、少なくとも介護業界では暇で退屈な毎日を送ることはないと言ってよいだろう。介護施設の教育方針にもよるが、早い段階で忙しく充実した日々になるはずだ。

そして、高齢者を介護して役に立つという充実感も魅力だ。自分の一つ一つの作業が全て高齢者の快適な暮らしに繋がるので、感謝されることが多い。毎日色々な高齢者に感謝されながら仕事をするのは幸せなことで、体力的にきつくてもモチベーションを維持できる。
その分責任感も増して、自分の仕事が雑だと高齢者に不快感を与えることになりかねない。不快感を与えるとクレームの発生に繋がり、良好な関係を築くのが難しくなることがあるため注意するべきだ。

最後に、人としての成長が望める部分も魅力的だと言える。実際に介護職で働いてみると分かるが、高齢者は想像以上に日常の動作が困難だ。歩行だったり、物を落として拾う程度の動きも難しかったりする。そんな状況を目の当たりにすることで、より優しい行動ができるようになるだろう。当たり前のように体を動かせるのは、普段は有難みを感じにくいですが実は幸せなことなのだ。